若かりし頃に知った人の訃報を知るたび、残念ではあるけど、まあ、わたしもそういう年頃になったんだよなー、もう亡くなっても不思議ではないもんなー、という、ある意味の感慨のほうが先にあったりで、以前のように衝撃的に受け止めることは少なくなったと感じていたのだが、さすがにこれには驚いた。ライター・編集者の川勝正幸氏が1月31日、火災事故で死去。享年55歳。あまりにも突然の死。しかも早い。早すぎる。
追悼の一曲は、TV Bros.誌で連載されたコラムのタイトルともなっているジェスロ・タルの「Too Old to ROCK'N'ROLL Too Young to Die」。逝去を悼み、ご冥福をお祈りします。
川勝正幸といえば、なんといっても「ポップ中毒者の手記」か。わたしがポップカルチャーやサブカルチャーに嵌まりはじめたのはこの本がきっかけと言っても過言ではなく、わたしに与えた影響は大である。個人的な影響はともかく、例えば、スチャダラパーにいちはやく注目し紹介するなど、この分野における、信頼に値する目利きというか、ともかくも、シーンに与える影響も大きかった人だったと思う。
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