今週はやや手前味噌で申し訳ないのだが、わたしの友人のミュージシャンが参加しているコンピレーションの音源をリコメンド。J-POPのボサノヴァ・カヴァーのコンピレーション「Wedding Bossa」を聴く。
「J-POPの曲をウェディングっぽいテンションで、ボッサっぽくカバーしてよ」という まあ、謎っちゃ謎スギな発注
の企画盤のようで、この中のTr.1「ハナミズキ」、Tr.9「空も飛べるはず」にわたしの友人のミュージシャンが二人、ヴォーカルの人とギタリストの人がアレンジで参加しています。
- ハナミズキ (Link to iTunes Store)
- GIFT
- キセキ
- 遥か
- Can You Celebrate?
- たしかなこと
- バンザイ 〜好きでよかった〜
- Final Distance
- 空も飛べるはず (Link to iTunes Store)
- 未来へ
とくにヴォーカルの人はよく知っていて、彼女をよく知るもののひとりとしては、かなりよそいきなヴォーカルになっているなぁ、というのが第一印象。というかほぼ別人格といえる。彼女らのライヴには何度か行ったが、そもそもがこういうスタイルの音楽ではないので、これはある意味レア。これは個人的に、ですが。
Tr.1「ハナミズキ」は、多くのミュージシャン達が歌ったJ-POPのカヴァー曲の定番であり、そういう意味で難しいこの曲を、作家性を抑制しなければならない企画モノのコンピレーションで、しかもボッサ、かつ、ウェディングという縛りがあるなかで、よくできたアレンジでまとまっていてカヴァーとしてもよく、また曲自体も、リリックがいかようにも解釈可能な抽象性がありながら、なにか普遍的なものを訴える名曲であることも手伝って、こういう種類のコンピレーションの1曲目に相応しいものになっていると思う。一聴の価値アリ。
iTunes Storeでの販売、そしてTSUTAYAでレンタルしているようです。TSUTAYAはなぜかヒーリングミュージックの分類になっているようですが。とにかく、披露宴とか、そういうシチュエーションにはいいのではないでしょうか。
Leave a comment