昨年の今日こと2007年8月31日、クリプトン・フューチャー・メディアから音声合成・DTMソフトウェア「初音ミク」が発売。ということで本日1周年。
そして、ついに初音ミク、メジャーへ。livetuneの「Re:Package」を聴く。
ビクターエンタテインメント (2008-08-27)
売り上げランキング: 2
ニコニコ動画で一気に盛り上がった初音ミク。最近はさすがに、あの一時期の勢いはなくなったと思うけど(あの盛り上がりは寧ろ「演奏してみた」「歌ってみた」「踊ってみた」あたりにシフトしたと感じる)、「8月31日はミク誕生祭」とかなんとかを見た記憶があるので、それでもなんとか盛り上がっている(?)様子。
あの盛り上がりは、やっぱり「恋スルVOC@LOID 」と「Packaged」がきっかけではなかったかと思う。この2曲が初音ミク初期のオリジナルの双璧などといわれていたはず。そしてついに、後者のp、livetuneが初音ミク作品をまとめたアルバム「Re:Package」をリリース。ついにメジャー。販売元ビクターの公式も凄いことになってる。そのおかげか、8月27日付オリコンデイリーランキング3位。
ニコニコ動画で初音ミクのオリジナル曲はいろいろ聴いたけど、その中でもレベル・クオリティの高さを見せているのがlivetuneだと思う。例えば「ストロボナイツ」や「ファインダー」などは、ほんと、よく出来ている曲だなと思う。
こういう人たちが世に出ることは、とりあえずいいことというか、とても意味のあることであると思う。それはJASRAC回避の件も含めて。
初音ミクの歌声がネットの職人魂を呼び覚まして、曲ができて、そして見知らぬ歌詞職人が、PV職人が、弾幕職人がとあつまって、またたくまにひとつの「作品」としてできあがっていく、しかも無名のネットユーザーたちによって。その意味でも、このアルバムは新しい創造のうねりの結晶のようなものだし、また、このようにメジャーで流通するCDとして産み落とされた意義はたぶん大きい。と、そんなことをちょっと考えた。
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