Primal Scream - Beautiful Future

前作から2年、プライマル・スクリームのレーベル移籍後の最初のリリースにして日本先行発売の「ビューティフル・フューチャー」を聴く。

ビューティフル・フューチャー
プライマル・スクリーム
Warner Music Japan =music= (2008-07-16)
売り上げランキング: 61

タイトルが「ビューティフル・フューチャー」ってくらいだから、ヒネってあるよね絶対に、と、聴くまえは思っていたのだけど、予想外にも、タイトル通りのわりとそのまんま。前作「Riot City Blues」のサザンロックとはやっぱり違うけど、なんか、また続けて同じような、似たようなアルバムをつくってきたなという印象。

さまざまな、多様な音楽を、クールに雑食、またはカット・アンド・ペーストしてこそのプライマル・スクリームなのだが(寧ろそれが全て)、もう、なんか、明らかにバンドとしての進化を停滞させてしまったような印象さえ。ま、アルバムの後半にはかつての片鱗を覗かせているとは思うけど(そういう意味で前作よりはマシと言える)。

プライマル・スクリームというバンドは、もう、かつての刹那的なバンドから、ある意味、ローリング・ストーンズ的なバンドにシフトしてしまったんだなぁ、と、ふと思った。プライマル・スクリームというバンドが続いていくということに意味がある、というか。プライマル・スクリームのこんな姿というのは想像だにしていなかった。

とかなんとか文句を言いつつも、やっぱり聴きつづけていくんだね、きっと。プライマル・スクリームは。


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このページは、kassyがJuly 17, 2008 1:15 AMに書いたブログ記事です。

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