V/A - Sprite

Stadtgruenというネットレーベルは、レーベル内レーベルと言えばいいのか、stadtサイドとgruenサイドに分かれていて、前者はCulture（カルチャー）、後者はNature（自然）というコンセプトを掲げ、音源はそれぞれのコンセプトに沿ったサイドからリリースされている。
といっても、シンプルに考えるなら、リリース音源のジャンルのカテゴライズであり、stadtサイドがミニマル・テクノ系、gruenサイドがエレクトロニカ系、アンビエントやディープなものをリリースしている、といえば分かりやすいのでは。

さて「Sprite」。stadtサイドということもあって、フロア寄りのセレクトになっているコンピレーション。フロア志向のコンピレーションといえど、インタールード的にアンビエントなどが数曲は挟みがちなものも散見されるが、これは徹頭徹尾のミニマル・テクノ・コンピレーション。ある意味、ヌルさのない、終止一貫したコンピを聴いたのは（個人的には）久しぶりな気がする。